SEOという言葉をご存知でしょうか?SEOとはSearch Engine Optimizationの略で、日本語に訳すと検索エンジン最適化です。今回は中小企業がどのようにSEOに取り組んでいけばいいかを書かしていただきます。SEOを行う目的はホームぺージを検索エンジンで上位表示し、あなたの会社を知らないお客様にも、たくさんホームぺージを見てもらうことです。
(1)設定したキーワードのページだと検索エンジンに思ってもらう。
ホームページはHTMLという言語で作られていて、それをIEなどのブラウザが閲覧できる状態に変換しています。ヤフーやグーグルなどの検索エンジンはクローラーというシステムがインターネットを巡回、ホームぺージを収集し、このHTMLの言語を読み取って、皆さんのホームぺージがどのような内容のホームぺージで、どのキーワードで検索したときに検索エンジンに表示するか判断しています。
ちなみに、以下は執筆者(竹上)のホームぺージのHTMLです。
例えば赤字の部分<title><title>の間に、キーワードを仕込むことで、設定したキーワードのページだと検索エンジンに思ってもらうことができます。上の例ですとBCPや事業再生などのキーワードで上位表示が狙えるということです。このようなページの作りこみによる対策は他にもありますが、ここまで細かいことをホームぺージに詳しい担当者がいない中小企業では難しい部分もあります。その場合はホームぺージの立ち上げやリニューアルのときに、ホームぺージ作成業者にSEO対策をお願いしてください。
(2)検索エンジンに有用なページだと思ってもらう。
検索エンジンに有用なページだと思ってもらうためには、①公的機関のホームぺージなど検索エンジンから評価の高いページから被リンクを受ける。例えば商工会議所のザ・ビジネスモールなどに登録し、被リンクを受けるなどです。
②もう一つは更新頻度を高めることです。サイト内にブログを設置すると更新機会も増えます。③そして、最後にユーザーにとって有用な情報を発信することです。検索エンジンの目的はユーザーにとって有用なページを上位に表示することです。グーグルのホームぺージに対する評価項目は200以上あると言われています。それらを一つ、一つ潰していくよりも、ユーザー=お客様が知りたい情報を発信することを心がけてサイトを作成・更新するほうが結果的にSEOの早道になるのです。ものを売ろうという意識を強く出すよりも、当社が蓄積しているお客様にとって必要な情報を発信することが肝要です。②でお話したブログを使って更新頻度を上げる場合も、「お客様にとって必要な情報」という視点でブログを更新していくこともお勧めです。
中小企業診断士・行政書士 竹上将人