新たな挑戦で活用したもの

2024年の幕があけました。
新年が明けて、何か新しい取組みをしたいと考える方もいらっしゃるのではないでしょうか?私自身の話ですが、子育てと仕事でバタバタすること早6年。二人の子どもにかかりきりで、新しいことを考える余裕もない日々でしたが、最近になって新たに自分の趣味といえる楽しみを見つけました。
それは「着物」です。一念発起して、自分で着物を着られるように着付教室を探すところから始まります。元はと言えば、自分の祖父母が「着物の卸」の商売をしていたこと、祖母の遺品整理を手伝う中で、たくさんの着物を目にしたことが興味をもったきっかけでした。
 最初にあまりにたくさんの着物を見て、思い出したのが「着物の買取」のチラシです。チラシをよく見かけるので、着物は簡単に買い取ってもらえるのかなと思っていました。ところが、調べてみると何やら「着物自体には価値がない(たとえ何十万、何百万の着物でも経年劣化、それぞれのサイズがあるため売りにくく、二束三文になってしまう)、それでもチラシで「着物買取」と明記することで、高齢者の家にあがりこみ、貴金属などを無理やり買い取る業者が多い」とのこと。

なるほど。

商売をしていたので、祖母が保有していた着物は相当多く、また実際に目にしてみるととても素敵です。高価なものも多いと聞きます。それなのに売る価値は全くない・・・

幸い、祖母とは体形があまり変わらなかったので
それならば、自分が着てみよう!と思い、着付を習うことのできる教室を探すことにしました。その教室探しもまた難航するのですが、(着付教室自体が無料だったり、異常に安かったり、よくよく話を聞くと、着付け教室を名目に、高い着物を売りつけようとする業者がいるのだとか・・・)、恐ろしいですし、なかなか本来の目的にたどり着けません。
そんななかで、インスタグラムを見て、近くにこれは?!と思う先生を見つけました。自分と年齢や家族構成が近く、インスタグラムに投稿されている着物の写真も私の好みです。

試しに、勇気を出して体験教室に行ってみると、怪しげな気配もなかったため、通うことに決めました。

今月で通いだして、ちょうど1年になります。着物の選び方、小物の合わせ方、TPOに合わせたふるまい、新しいことを学ぶことはとても楽しいです。毎回のお稽古で今日はどれにしようかと、祖母の着物を選ぶこと、その着物のエピソードを母に聞くことも一つの楽しみです。今年は卒園式、入学式、七五三と着物を着られる機会も多くなりそうなので、気合も入ります。
ちなみに、通っている先生の生徒さんは、長く続けている方が多いのですが、最近はインスタグラムをみて体験に来ましたという方が増えているそうです。怪しげな業者さんが少なくない着物の世界でSNSは、先生のテイストや人柄などがよくわかり、見分けもつきやすく、とても重宝しました。最近、よく言われるDXにはSNSの活用も含まれます。お店や事業の内容を見える化して、顧客に伝えるSNSの運用の価値を身近に感じた瞬間でした。
総務省が2019年に発表した「平成30年通信利用動向調査」によると、インターネットを利用している企業のうち、SNSを活用している企業の割合は36.7%でした。BtoB企業の多い業界は、利用率が低いと考えられます。しかし、どの業界も2018年に比べると利用企業は増えており、傾向として今後も増えていくでしょう。今はまだ使われていない業界だからと安心せず、興味関心を持って、まずは自分で業界内外の活用企業を見てみることから始めてみませんか。見るだけなら簡単です。是非、新たな発見に触れてみてください。

中小企業診断士 臼井知美

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